大喜利3on3トーナメントの予選に出場してきた。
自分が出場するチームは【ソーマ10g】鵠、o、しゅごしゅぎ、というチーム。
このチームを結成したのは他のチームに比べるとけっこう遅い方で、大体の出場したい人たち同士が組み終えていて大勢が決まった頃くらいに集まったチームだった。
大喜利渋谷杯フェスの第2部として大喜利3on3トーナメントがあるぞと発表されてからしばらくは自分から動くこともなく、出るのか出ないのかというラインでかなりふわふわしていたところはあった。
そんな折に、ちょうど「警備員30人組手」の主要スタッフによるキックオフミーティングがあって、そこでoさんがまだチームを組んでないことを知った。
その帰り道にふたりになったところで自分から声をかけて、まずは鵠、oのチームが出来上がった。
鵠、o(ばら流人)の組み合わせであれば、かつて東北大喜利杯ダブルスや七夕杯などで優勝させてもらったタッグで、東京でもオオギリダイバーなんかにも出場したりしているのだけれど(それはボロ負けした)、そこにあと一人を加えるとなるとどうしましょうか、という話になった。
まだまだエントリー開始まで時間がありそうな雰囲気だったのでゆっくり探しましょうか、という感じでいたところに、しゅごしゅぎさんがフリーでチーム募集している旨のツイートをしているのを発見。
こちらからお声がけして、即OKが返ってきて、無事結成というかたちになった。
(なお「今いるメンバーは、鵠とoです」と伝えたところ、しゅごしゅぎさんからは「そこ羊狩りの形の穴が空いてませんか?」と言われた)
一応チームの共通点を挙げるとするならば、「それぞれ大喜利の名義を前とは別のものに変えている」というものがあったりする(俺は併用してるけど)。
当日は昼の部に割り振られていたため、電車に揺られて曳舟へ。
チームメンバーと合流し、和やかな雰囲気で開始を待つ。
蛇口くんが「WANIMAの正体知らないですか?」と、正体不明の明らかに覆面でエントリーしているユニットを警戒して探りを入れまくっていた(1回戦で当たるため、せめて誰だか知っといた状態で挑みたかったらしい)。
ソーマ10gの前の列に【プロジェクションマッピング】オフィユカス、睦月、阿諏訪 祀が座っていて、数日前に俺たちが言った米とサーカスのジビエ料理や昆虫食の写真を見せたり、oさんがタガメを解体している動画を見せたりしてワイワイ過ごしていた。
睦月さんのスカートがoさんの傘と全く同じ色をしていて、oさんの傘を作った余りの生地で作ったスカートとか言われていた。
オフィユカスさんは会場内を歩き回っていた店長さんを目に留めるたびに「あ、店長さんだ!」と言っていて、店長さんがあちこちに挨拶をして回ったりしていたため、たびたび「あ、店長さんだ!」「あ、店長さんだ!」という声を聞くハメになった。
明日の本戦の会場は渋谷ストリームホールという渋谷駅直結のめちゃくちゃでかいホールらしいということをしゅごしゅぎさんに伝えると、「出たくなってきたな」とやる気をみなぎらせていた。
開演。
ルールの説明があり、3チーム対抗4分2問。各ブロック1位がトーナメント進出、2位が敗者復活戦へ。とにかく3位にさえならなければ、次につながるというルール。
自分達の出番はEブロックだったので、その直前のDブロック開始くらいのタイミングで、俺としゅごしゅぎさんがトイレへ。
すると「寂しくなったから来ちゃった」と、oさんもトイレへ。
これがソーマ10gのチームワークや。
Eブロック。
ソーマ10gの対戦相手は、【オータムボーイズ】おさかな水溶液、ネオ、小春製菓、【マッシュアップ!】ぜあす、ナカウラ、あだち。
オータムボーイズの3名はお名前だけは知っていたけれど実際に大喜利を見たことはなく、おそらく女性チームでつぼみの会とかで研鑽してきた方達なのだろう、という認識。見たことは無いけれどつぼみの会のログとかで女性プレイヤーたちの回答の破壊力は知っていたので、もちろん要警戒。
マッシュアップ!は3名とも新しめの方だけれど見たことがあって、それぞれ一発があるのを知っているのでこちらも要警戒。
1問目は「体育会系の病院(意訳)」というお題で、いきなりオータムボーイズがめちゃくちゃウケまくっていて内心でかなり焦る。
こちらもoさんしゅごしゅぎさんが頑張ってくれていて応戦はしている感じがしたけれど、肌感覚としてイチウケを持っていってるのはオータムボーイズだなという感じはした。
自分は心電図の絵解答で、「ピッ、ピッ、ピッ、ピーーーーー」「……3年の、村松先輩」「ピッ」という回答を出して、出した直後こそそんなにウケてなかったけれど、徐々に意味が伝わっていって、拍手笑いまで持って行けたのがかなり良かった。
MCの方が「先輩への恐怖が死を超越してるじゃん」みたいなことを言っていたような気がする。
2問目は「すべてのものがF-1くらい速いスピードで動く世界にありそうなこと(意訳)」というお題。
ここでもoさんしゅごしゅぎさんがウケてるのは聞こえていて、自分もとにかく下手に悪目立ちする滑り方をしてチームの印象点を下げないことだけを考えて、平均ちょい上くらいの回答を出してはいけたかなという感じ。
最後の1答で拍手しながら「コミックマーケット100開場しまーすああああああ完売しました!!!!」と出したのは覚えているけど、ウケてたかまではあんまり覚えてない。
最後の回答は拍手で両手が塞がる都合上、マイクを使わずに地声だけでやる必要があって、自分はマイクある時にマイク使わない回答するのはかなり躊躇うほうなのだけれど、TheOrderの時に手すりさんがフィジカル回答のためにあえてマイクを置いてウケてた光景を見てたのがかなり背中を押してくれた感じがする。
2問終えて、とにかく2問通じて大きく外さずウケ続けはした。果たして……というところで、拍手投票の結果、オータムボーイズとソーマ10gで割れた。
聞き直した結果、僅差でソーマ10gに軍配が上がり、なんとかしんどい初戦を突破。
この日の夜のTLを振り返れば分かる通り、とにかく1問目のオータムボーイズのウケ方が尋常じゃなかったので、2問通してチーム全員でどうにかもぎ取った辛勝という印象が自分の中では強かった。
敗者復活から勝ち上がった2組を加えて、トーナメントは8チームが出場。3本勝負で2本先取で勝利。
昼の部夜の部それぞれ上位2チームが本戦勝ち上がりなのだけれど、しゅごしゅぎさんがシンプルに「2回勝てばいいんでしょ」と言ってたのがかなり頼もしかった。
で、トーナメントの1回戦で当たったのは、Fブロックを1位で通過してきた【レアコイル】シャープくん、かにちゃん、ジャージの顔。
始まる前、全チームの出場者名を確認した上で、一番当たりたくないよねって話していたのが、レアコイルだった。当たってんじゃねえか……。
トーナメントでも出番前に3人全員でトイレに行ってた。これがソーマ10gの(略)
1問目は「SASUKEみたいな編集をされているドラえもん(意訳)」で、自分はちょっとお題をうまく捉えきれずに苦戦してしまった。
oさんが聖地『緑山』を使った回答を出していてすごいウケてて、心理的にはそれ以降楽にやれた気がする。
1問目を奪取して、このまま一気に決めたいところ……。
2問目は「クーラーに住んでるおじさん「◯◯◯」」というお題。
かなり必死だったので、誰がウケてたかとかはあんまりよく覚えていない。
「(ゆらゆら揺れながら)ウェットなおじさん」「(キリッとしながら)ドライなおじさん」と答えてウケた。
自分で出しておいてなんだけど、普段こんないい意味で中身のない回答できないのに、よく捻り出したなこんなの。
2問連取でレアコイルを下し、トーナメント2回戦へ。
このあと一旦休めるかなと思ったらこのままその山の決勝までやるということで、連戦で迎えるは【いかがでしたか僕らの大喜利♪】ジャスミン、アオリーカ、たけのくち。
とにかくここを勝てば本戦進出、明日の渋谷ストリームホールにつながる!ということを強く意識したら緊張してあがってしまってたと思うのだけれど、ここが連戦になったおかげで勝負の熱の中にいるまま臨めたのが結果的に良かったと思う。
1問目は「自動車免許の試験に落ちたオネエ「○○○」」というお題で、各々のオネエが飛び交うも空気的にはソーマ10g優勢か……みたいな肌感覚だった。
自分は「オネエはねえ、実技は得意なのよぉ。でもねえ、オネエって、ペーパーテストやらないじゃない?」みたいな回答をして、ウケた、ような気がする。
最後の最後でジャスミンさんが「懐かしいわねぇ。あら? あれ、小峠先生じゃない? 小峠先生ぇ〜! 覚えてますかぁ?」「覚えてるわよぉ!」という回答をして爆ウケしていて、あわやひっくり返されたか……とビビるも、どうにか序盤から中盤にかけてのウケの貯金で勝ったらしく、1本先取。渋谷ストリームホールに指がかかる。
2問目は「生涯学習センターの魔王「貴様らはふざけすぎた。チームメイトの誰かひとりを差し出せば、他のふたりは見逃してやろう」(意訳)」というお題で、チームメイトに申し訳ないことにこの日はじめて完全にペンが止まった。
いかがでしたかは「たけのくちさんでお願いします」とか初手からウケまくっていて、趨勢は決まりつつあったもののソーマ10gもしゅごしゅぎさんの「俺がいきます。EOTは俺が守る!」などで奮闘してくれていて、とにかく1答もしないのはチームの印象的にまずいだろうと思って最後の最後で1答だけしてそのお題は終わってしまった。
後から振り返ると、「こっちもたけのくちさんでお願いします」という切り返し方があったなあ、という反省もありつつ、もっと広い視野でお題を捉える必要があるなあと反省しきり。
1-1のイーブンに持ち込まれて、泣いても笑っても最後の3問目。
お題は「おもしろいレシート」。
広いお題だなぁ〜と思いながらも、どうにか頭を振り絞って回答を考えていく。
しゅごしゅぎさんが「痩せます! と書いてあって、それ以降痩せてる」という感じの回答を出してウケていたのは、なんとなく覚えている。
自分としては今ひとつ大きな手応えは得られず、「カラオケの鉄人くらい長いのに、ちょっとしか書いてない」「おでかけですか〜レレレのレシート」とかで小ウケを拾っていった感じ。
そして拍手投票の結果、しゅごしゅぎさんが奮戦してくれたおかげでこの3問目を奪取。
明日の本戦への切符を手に入れた。
(予選から突破できる5組のうち、最初に決まったチームでもあった)
とにかくoさんしゅごしゅぎさんと組むからには、自分もそれなり以上の大喜利はしないとまずいぞという意識はあったので、拍手笑いを貰えた上での本戦進出はかなりの成果だったと思う。
「おめでとうございます」「おめでとうございます」という祝福の声を聞きながら、どうにか席まで戻った。
以下、おもしろかった回答。
「展開が多すぎる、と話題になったマラソンの神回」
・ワイナイナが給水所でぜんざいをとって、そのままケニアに帰国した(ギルティー飯/残酷星座の訪れ)
「1杯でしっかり酔えるけどすごくまずいお酒の名前」
・爆(いわいまさか/カステラ)
「バグってる水族館」
・カンニング竹山がエンタでしたうんこが泳いでいる(手汗/放心)
・「ペンギンこちら」という案内の先に、ナイフが1本だけ置いてある(亀亀/目ん玉)
「喫茶店で音楽を聴きながら勉強していた時、曲と曲の間に聞こえてきた隣の席のおばさんグループの気になる会話」
・曲と曲の間ね(ジャージの顔/レアコイル)
「バカとブスが行くところというイメージが定着した東大」
・「私、バカなんで〜」と、バカを強調する(睦月/プロジェクションマッピング)
「熱血パソコン講師『〇〇〇』」
・「はい、そんなんじゃ保存されてません」(おせわがかり/タケノコのレシピ)
あとジャスミンさん(いかがでしたか僕らの大喜利♪)、大葉さん(そんな!乱暴な!)、それから【鉄砲隊、前へ!】田んぼマン、かとじゅう、家臣Aが勝手にマイケルジャクソン縛りで大喜利し始めたくだりもおもしろかったです。
昼の部が終わり、一旦ホールから出て外で昼の部夜の部入り混じって談笑。
キャベツさんやぽるすさんが来てたので、ちょっと話したりした。
しゅごしゅぎさんは同日永福町で開催されていたドクローネさんと大喜利をする会に向かうことになったため、「明日もがんばりましょう!」と言い合ってそこで別れる。
夜の部の観覧はoさん、阿諏訪 祀さん、ジャージの顔さん、あと【九ッ頭龍閃】キャベツ、手すり野郎、羊狩り、などと近い席だった。
以下、おもしろかった回答。
「この電車、お化け屋敷みたいだなと思った理由」
・ここから入って、ここから出ていく(車両左側から入って、右側から出ていく)(ニセ関根潤三/暮らしのおしり)
「性格が悪い眼科」
・気球が見えるかどうかよりも、それよりもでっかいゴーレムがいる(松澤/青空)
「(お題失念)」
・すみませーん。予約お願いできますか? あ、いいですかすみません。えっと、土曜日の19時、夜の7時ですね、から、30名で、席だけ予約したいんですけど。あ、大丈夫ですか。あとすみません、お店に入る時なんですけれど、陰茎をシゴきながら入店することって可能ですか? ……あ、だめですか。そうですよね、猥褻ですもんね。あー、すみません。じゃあそれは大丈夫です。じゃあ、土曜日の、19時から、30名で、席だけ予約の、田中です。はい。よろしくお願いします〜。…………(激しくシコりながら)すみませええええん! 火曜日の朝9時から1人できてしまいました、レオナルド・ダ・ヴィンチです!!!!!!(ファイナルエース/Mr.Children)
あと【世界屋上】奥山、電子レンジ、OGAKUZUZ、下品なお題の手すり野郎さん(九ッ頭龍閃)、北戸田スイッチさん(全力で楽しんでやるぜ!)、鉛のような銀さん(ち蠡し寿司)、わんだーさん(ターレ)、ぽるすさん(茨木森下高円寺)、ふちかわさん(ふわふわ睡眠カツカレー)、【メカ捨て山】メカウロコ、ステイゴールド、ymzk、がおもしろかったです。
翌日の本戦出場が決まった影響もあって、体調的に無理をするのは避け、夜の部は敗者復活戦が終わったあたりでoさんとともに会場を後にすることに。
これは駅の近くにあったラーメン屋で食べた晩飯。
oさんが辛くてにんにくが入ってるやつを注文したら、辛くないにんにくが入ってるやつでオーダー通ってた。
夜になり【いかがでしたか僕らの大喜利♪】ジャスミン、アオリーカ、たけのくちが主催推薦で本戦復活となり、ソーマ10gは「あれだけ頑張って倒したのに……」とグループDMで青ざめていました。
この日は速攻で寝た。
睡眠が大事。