今年観たアニメを振り返る。
ただしdアニで昔のを観てるのが多いので、今年のやつはあんまり無いかもしれない。
「翠星のガルガンティア」
ロボットアニメ? にしては観やすい作品で、ロボットアニメ苦手な自分でも楽しく観れた。
第1話の世界観の魅せ方が上手すぎて、一気にハマった。
異文化交流を続けつつ徐々に地球の文化に染まっていくレドがよかった。
ベローズがかわいい……というか、基本活動的で褐色な鳴子ハナハルさんデザインのヒロインたちがみんな可愛かった。
OVAも観てかなりワクワクする展開だっただけに……続編が作られなかったのがかなり残念。
OVAに関しては、完全にそれありきだっただと思うし、続編が無いならOVAは観ない方がいい……みたいな変な立ち位置の作品になってしまっていて不憫。
ガルガンティア単体で観たら、すごくいいアニメだと思う。
「グリザイアの楽園」
風見雄二の過去の出来事を紐解く物語で、かなり重要なんだけど……個人的には、1期(グリザイアの果実)の方が好きだったよなあとは。
タナトスさんの存在にはかなりワクワクさせられたけど、最後のあのオチはマジでなんだったんだ……。
「波よ聞いてくれ」
喋りが達者なスープカレー屋のバイトの女が、地方ラジオ局でラジオパーソナリティーのお仕事をすることになる話。
とにかく会話の端々のギャグのセンスが高いし、観ていて飽きない。
恋愛ドラマ的な側面が強くてずっと何かしら誰かしらの物語が動いていて、結果的にアニメ化した話数の中で全部の物語は回収しきれてないんだけど、とにかく強く惹かれる作品ではあった。
ラジオ好きな人にはかなり刺さるネタも多いのでは。
「Vivy -Fluorite Eye's Song-」
AIの発展しすぎた未来で発生することとなる、AIによる人間の殺戮を止めるべく現在を改変する物語。
まず長月達平さんのシナリオがめちゃくちゃおもしろい。
惨劇に至る未来を回避するために様々な事件に介入するのは、歴史改変ネタでは王道だけにやっぱり楽しい。
主人公のヴィヴィがAIとして与えられた使命は「歌でみんなを幸せにすること」であり、作中にも歌唱シーンが多数登場。
加えて映像も綺麗だしバトルアクションもかっこよく、アニメーションとしてかなりレベルが高い傑作。
テレビ放送中にこの作品の話題を一切聞かなかったのが不思議なくらい、めちゃくちゃおもしろい作品だった。
「DEVILMAN crybaby」
永井豪による漫画版デビルマンの色を濃く受け継いだデビルマン。
とにかくおぞましいほどに残酷な物語であり、精神が元気な時に観た方がいい。
俺はあまりデビルマンに詳しくなくってほとんどのシーンは初見だったのだけれど、かなり有名な例のシーン(一番心臓に悪いシーン)だけは知っていたので、まだなんとかなった。
本当に何も知らないでこの作品をポンと観ていたら、手のつけられない傷を負っていたかもしれない。綺麗なエンディングで無かったことにしようとするな。
とまあこれだけ書いているとなんだか残虐なだけのホラー作品なのかなと思われるかもしれないけれど、ちゃんと作品自身の伝えたいメッセージなんかも多分に含まれていて、観てよかったアニメではあった。
「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」
アニメを観る前に予習として原作を読んでいて、そっちもかなりよかったのだけれど、アニメ版はそれに輪をかけてよかった。
京都アニメーションが全力で泣かせにかかってきているのがわかる。
原作だと小説としての演出を優先しているのか、やや分かりづらい部分もあったのだけれど、アニメ版ではしっかりと序盤から説明がしっかりされていて、そういう意味でも観やすくてよかった。
序盤のヴァイオレットが自動手記人形になるまでの物語が終わると、そこからは原作にもあったエピソードラッシュで、とにかくどれもこれもめちゃくちゃ泣ける。
劇作家のエピソードとかも原作で好きだったのだけれど、印象的なシーンをすごく綺麗に描いていて、本当に好きだった。
特に第10話は多分どこでも言われまくっているのだけれど、アニメ史に残る神回ではなかろうか……。
「ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜」
交番女子のやけにリアルな日常を描いたコメディ作品。
コメディと言いつつ、警察がテーマなのでちょくちょく真面目なお話も挟みつつ。
こういうお仕事ネタとかテーマがある作品は好きなので、個人的には結構楽しく観れた。
副所長の声優がケンドーコバヤシ。
「その着せ替え人形は恋をする」
俺はギャルとオタクが好きなので、オタクのギャルがコスプレ衣装を作ってもらうラブコメが刺さらないわけがなかった……。
海夢ちゃんがギャルでオタクで好きな作品語らせたら怒涛の勢いで喋る感じがかなりよかった。
あと胸が大きいし細いしなのに簡単にビキニ姿になっておっぱいとか主張してくるくせに変なところで恥ずかしがったりとかしてるのがかわいい。
作品としてもかなり丁寧に作っているので、本当にいいアニメだった。
「トップをねらえ!」
名作って言われてるし一度は観ておいた方がいいかなと思って。
かなり時代を感じる部分が多くていろいろツッコミつつ観たけど、お話は結構熱くておもしろかった。
かなり物語が壮大になってしまった結果、最終話がいきなり白黒になるの変でおもしろい。
「トップをねらえ2!」
「トップをねらえ!」の続編。
あの物語からどうやって続編作るねんと思ってたけれど、かなりいろいろ変えつつもトップをねらえっぽさを残した作品になっていてよかった。
というかまあこの作品の真骨頂はいろいろと明らかになっていく中盤以降の物語で……終盤はかなり驚いてばかりだった。
ラストシーンには本当に感動してしまって、マジでこの作品は凄いってなってしまった。
個人的にはあのラストシーンだけで、観てよかったと思える名作。
「この素晴らしい世界に祝福を!2」
このすば2期。原作のストーリーをめちゃくちゃ丁寧にアニメにしている印象。
1期に比べて、作画がなんか妙にぬるぬるしている。アニメーションとしての動きがぬるぬるしてるとかじゃなくて、なんか妙にぬるぬるしてる。
個人的にはダクネスが好きなので、2期ではダクネス活躍のお話が多くてよかった。
あとOPがすっごい良い。こういう物語のあるOPが好き。
「ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン」
元々原作がとても好きだったので、アニメも視聴。
アニメとして突出した魅力はそこまであるわけではないのだけれど、原作ファンとしては普通におもしろく楽しめた。
激しい銃撃戦やVRでの戦闘といったストーリーを動きで楽しめるのは、アニメのよさ。
原作だとアマゾネスの時の挿絵の方が多いので、SHINCのリアルの姿をたくさん観れたのはいいアニメだった……。
あとフカ次郎がかわいかったのもよかった。
「女子高生 GIRL'S-HIGH」
女子校に通う女子高生たちの、下ネタ多めな日常コメディアニメ。
2006年当時のギャル、女子高生の生態……って感じだった。
いくら下ネタといえ割とめちゃくちゃなアニメだし、最終話ではふつうに文化祭でソープじみたことまでやってて意味がわからなかった。
なぜこのアニメを観ることにしたかといえばエンディングがオシャレだからであり、実際エンディングはとてもオシャレなのでそれはよかった。
「進撃の巨人 第1期」
幸運なことに俺は進撃の巨人をネットミーム以外ではほぼネタバレを踏まずに生きてこれたので、かなり新鮮におもしろかった。
あとネットミームで見たシーンだ!!! はめちゃくちゃあった。
推しが退場することが結構な頻度でありうるアニメなので、迂闊に可愛いとか言っていられない。
このアニメ観終わったあと、気持ちを落ち着かせるために進撃中学校もちょっとずつ観始めた。
「サイバーパンク: エッジランナーズ」
改めてこうして予告編を見直してみると、やっぱ映像がめちゃくちゃかっこいいな……。
人体改造が当たり前のサイバーパンクの世界観全開な作品で、とにかくカッコ良さに溢れている。
その一方でストーリー面はかなりハードで、終盤は結構しんどい思いをしながらハラハラ観ていた。
終盤に向けて圧倒的に盛り上がっていくの、かなり理想的な作品って感じがする。
「古見さんは、コミュ症です。 第1期」
「アニメ」がうまい。
とにかく演出がすごくよくて、惹き込まれる。
結構しょーもないギャグだったり馬鹿馬鹿しすぎる展開やオチがあったりもするのだけれど、そういうのを全部演出のエモさでかき消しているのがかなりずるい。
コメディアニメ(だよね?)なのにエンディング入りの演出がめちゃくちゃ効果的になっているの、凄すぎて意味がわからない。
キャラクターの濃い女性陣がみんなかわいい(山井さんはちょっと怖い)のが良い。
中々さんが女のオタク友達としてかなり理想的な存在かもしれないと思いつつある。
ちなみに今は「うる星やつら」「機動戦士ガンダム 水星の魔女」「古見さんは、コミュ症です。 第2期」「少女革命ウテナ 黒薔薇編」を観ている。